理学療法士の文献整理棚

リハビリ関係のアウトプット

2017-12-01から1ヶ月間の記事一覧

急性期理学療法のリスク管理〜バイタルサイン②〜

前回は侵襲後のバイタルサインのお話の前に、介入するタイミングが大切だというお話をしました 今回はいよいよ、具体的なバイタルサインの変化についてお話を進めていきます ここでは馴染みのある血圧と心拍数または脈拍に焦点を当てていきます ここに3例の…

急性期理学療法のリスク管理〜生体反応とバイタルサイン〜

前回は侵襲後に起こる生体反応として、炎症とサードスペースへの循環血液の移動、そして侵襲後48-72時間後での利尿期について説明しました では術後のリハビリテーションにおいてこのような生体反応をどう活かせば良いのでしょうか? 今回は時系列的に考えて…

急性期理学療法のリスク管理〜侵襲後の生体反応〜

前回は体液の組成と補液について簡単に確認しました kaxmo.hatenablog.com 急性期病院のリハビリテーションにおいて体液変化、補液を考慮する場合で最も多いは侵襲後だと思います 内部疾患患者の廃用症候群に対するリハビリテーションでも必要知識と思います…

急性期理学療法のリスク管理〜体液と補液〜

急性期患者は、受傷や手術などによる侵襲に対して様々な生体反応を引き起こします もちろん患部に対するケアも重要ですが、介入初期では呼吸、循環動態に注意しながら離床を進めていく必要があります 特に循環動態は血圧や心拍・脈拍などでルーティンに評価…