理学療法士の文献整理棚

リハビリ関係のアウトプット

自分に合ったアウトプットの方法を考える

初投稿のため、ブログを書くに至った経緯をお話します

 

 

【自己紹介】

kaxmoは何者か

 

 はじめまして、私は理学療法士をしているkaxmoです

臨床経験5年目以上10年目以下の若手の理学療法士(Physical Therapisit;PT)です

急性期の総合病院で勤務しており、来年度から大学院にて臨床研究を学び、二足の草鞋を履く予定です

 

PTとして数年働くと様々な知識が身につくわけですが、私の場合はそのほとんどが論文や専門書、専門雑誌から学んでいます

 

~3年目まではそういった紙媒体からの情報を臨床に活かせるほどの基礎知識・経験がないため勉強会に足繁く通い、3年目以降から基礎が固まったためか前述のスタイルに落ち着きました

 

ただ紙媒体では書類・本が溜まっていく一方で1.2回読んでファイリングし、そのままホコリを被っている・・・なんてことが頻発します

だんだんと"文献を収集し、ファイリングすること=知識となる"という悪しき習慣になっていき、昇華できていない状態になるわけです

 

アウトプットすること

 

では、自分の脳内に昇華するするには、臨床に活かせるものにしていくには、どうすればよいのでしょうか

 

 

私は"アウトプット"をすることだと思います

 

当然アウトプットの重要性は老若男女問わず既知のもので、もはや常識的ですが、いざ実行しようと思うと気力も体力も精神力も必要な大変な作業です

PTの世界でアウトプットというと学会発表や論文投稿、書籍の執筆といった比較的オフィシャルなものから、院内や特定のグループでの発表・勉強会といった敷居の低いものまで様々です

SNSの発達もあり、このようなブログやFacebooktwitterなどインターネットを使用して不特定な誰かに向けて発信する形も増えています

 

私個人としてはアウトプットの利点として

・インプット⇔アウトプットの流れが成立して初めて学習が完成する

・発表するとどこか達成感が生まれ、次の学びへとモチベーションを維持できる

・アウトプットの準備段階で新たな疑問が生まれ、より包括的な知識へつながる

・外部の人とつながりができ、自分の視野を広げることができる

・財産、実績につながる

 

このようにたくさん利点があります

 

【アウトプットの方法】

アウトプットの重要性についてお話ししましたが、やたらにやればいいというものでもありません

 

アウトプットにも目的にとするゴールに合わせて手法を選択することが重要と考えます

 

学会、論文などオフィシャルな形

 

 

私は今後大学院に進学するため学会や論文はマストになりますし、オフィシャルな発表の場では発表に関する基礎知識や先行研究の下調べ必須となりますし、なにより時間をかけて研究・探究した内容は必ず身につきます(異論はあるかもしれまんせんが、あくまで私見です)

さらに研究プロセスを知ることで、他の論文や発表を見聞きする際に批判的に吟味することができ、研究結果の良いところだけに対して盲目的にならないという利点もあります

 

しかし、こういった研究でアウトプットできる内容は発表できる内容に限るため、自分が好きでいろんな紙媒体から学び、まとめたものを発表するというわけにはいきません

 

そのため学会発表は自由度の少ない限定的な学びに対して効果的なアウトプットと言えます

 

 

学会に出まくっている人が以外に臨床がおざなり・・・なんてこともあります

しかし臨床を理論的に突き詰めた結果に生まれた疑問に関する研究やその突き詰めた臨床の振り返りとしてのケーススタディをしている人もたくさんいます

そういう人に出会い、新たな視点やモチベーションが生まれるのも学会特有メリットと考えます

 

院内勉強会といった職場内でのアウトプット

 

学会に比べるとかなり敷居低いかもしれません(勤務先の規模や熱量によりますが)

学会に比してアウトプット内容の自由度は高いですが、それでもある程度の縛りがある場合が多いのではないでしょうか

私の勤めている病院も勉強会がありますが、不定期開催から定例行事として変わったばかりということもあり、スタッフも受動的で発表者の確保に頭を悩ましています

また発表しても質問が出ない、または限られた人のみということもあり、時間をかけて準備して発表するメリットが少ない状況です(そういった職場は比較的多いのではないでしょうか)

 

気を付けたいのが、熱量をもって勉強会で発表したものの周囲の反応は薄く、不完全燃焼で終わることです

また発表する相手のレベルによっても内容を気にしなくてはいけません

 

お分かりのとおり

職場内でのアウトプットは学会発表などに比して自由度は高いが、自分知っていることをてんこ盛りにして話すというわけにもいかない

というしがらみがあります

 

知っているもの同士の勉強会ですから、相手の行動を変えられるような内容、発表方法やスライドデザインなどプレゼンテーション要素が強まります

 

しかし職場内でのアウトプットには

インプット→アウトプットによる学習促進

プレゼンテーションスキルに関する経験と学び

同僚・上司からの評価の向上

といったバランスの良い経験が得られるため有用と考えます(私も自身の職場内でがんばりたい)

 

ブログなどインターネット媒体でのアウトプット

 

理学療法士ブロガーなる言葉が徐々に広まりつつあります

非常に有意義な内容から、一般教養のようなことを書いているPTもいます

副業的な要素を含むためか、内容やスタイルは非常に多岐にわたっているなという印象です

 

ブログの利点はオフィシャルな発表ほど負担がなく、職場内でのアウトプットほどしがらみがなく、自由であること

 

だと思います

もちろん非常に作りこまれたPTのブログ記事を見ると勉強になりますし、気軽な形で作成できるものではないと思いますが・・・

 

さらにブログにはアウトプットしたとき(ブログにアップしたとき)の達成感もあるとありますし、インターネット上でほかのセラピストとつながることもできるかもしれません

 

【結局何をしたいかというと・・・】

 

 

今回私はブログを利用して

持て余している紙媒体からもう一度学び、ブログにアウトプットすることで学びを深めよう

と考えています

 

ブログにまとめた紙媒体は捨てるという方法で知識と家の棚の整理を同時に進められるといいのですが・・・